そのファイル、そのWebサイト本当に大丈夫?
コンピューターウイルス予防対策
コンピューターウイルスを予防するには、むやみにメールに添付されてきたファイルを開いたりしないなどの基本的な事項を守ることや、パソコンの設定を安全にする対策をとることが大切です。
OS・ブラウザ・メールソフトをつねに最新の状態にしておきましょう
OS・ブラウザ・メールソフトの脆弱性(システム上の欠陥や仕様上の問題点)をつかれてコンピューターウイルスに感染する場合があります。
OS・ブラウザ・メールソフトには修正プログラム(セキュリティパッチ)を適用して、最新版に更新しましょう。
修正プログラムを入手するには、Windowsをお使いの場合、「Windows Update」を利用しましょう。Windows Vista以降には自動更新機能も用意されています。
Windows Updateの利用方法
コンピューターの状態に応じてメッセージが表示されます。画面の案内にしたがって、更新プログラムをインストールしてください。なお、修正プログラムのインストールは、再起動の実行後に完了します。
ウイルス対策ソフトを導入し、ウイルス定義ファイルをつねに最新にしておきましょう
コンピューターウイルス対策として、ウイルス対策ソフトを導入することは必須といってよいでしょう。ご利用される場合には、コンピューターウイルスの判定に使用される定義ファイルの自動アップデート設定をした上で、リアルタイム保護の機能を有効にし、定時スキャンを実行しましょう。
心当たりのないメールの添付ファイルは開かず、文中のURLもクリックしないようにしましょう
心当たりのないメールは無視しましょう。間違ってもその添付ファイルを開いたり、文中のURLをクリックしないようにしましょう。もしその添付ファイルにコンピューターウイルスが潜んでいた場合、添付ファイルを開いてしまうと、コンピューターウイルスに感染してしまいます。また、文中のURLをクリックしてしまうと、そのリンク先のWEBサイトで自動的にコンピューターウイルスに感染してしまう可能性もあります。
メールが不審でなくても、添付ファイルを開く前にウイルスチェックを行いましょう
知人からのメールであっても、その添付ファイルにコンピューターウイルスが感染している場合も考えられます。また、メールの送信元は容易に偽装できますので、送信元が知人であっても、悪意のある第三者がなりすましていることも考えられます。そんな場合も想定して、特に不審ではないメールの添付ファイルも、開く前にウイルス対策ソフトでチェックしましょう。
信頼できないWEBサイトからプログラムをダウンロードしないようにしましょう
初めて訪れるWEBサイトで運営主体・運営組織がはっきりしていなかったり、個人情報保護ポリシーやセキュリティポリシーが掲載されていない場合には、信頼できないWEBサイトである可能性が高いので注意しましょう。信頼できないWEBサイトからダウンロードしたプログラムにはコンピューターウイルスが潜んでいる可能性があります。コンピューターウイルスに感染すると、パソコンの中にある個人情報が気づかないうちに外部に送信されたり、ファイルが破壊されるなど、さまざまな悪影響がありますので、いくら興味深いものであっても、そのようなWEBサイトからプログラムなどをダウンロードすることはおすすめしません。
信頼できるWEBサイトであっても、そこからのダウンロードしたファイルを使用する前にウイルスチェックを行いましょう
普段利用しているダウンロードサイトであっても、そのWEBサイトが悪意のある第三者に乗っ取られたり、なんらかの理由でダウンロードするファイルがコンピューターウイルスに感染している場合があります。信頼できるWEBサイトであっても、ファイルをダウンロードしたときは、ウイルス対策ソフトでチェックするようにしましょう。
マクロ機能の自動実行を無効にしましょう
マクロとはワープロソフトや表計算ソフトで、操作手順をプログラムとして自動化する機能です。このマクロ機能を自動実行する設定にしていると、ファイルを開いたとたんにマクロが実行され、コンピューターウイルスに感染してしまう可能性があります。マクロのセキュリティレベルは最低でも「警告を表示してすべてのマクロを無効にする(D)」に設定しましょう。