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ごあいさつ

「ワンチームで、
さらに快適・安全・
安心なサービスを」

代表取締役社長 角田 典彦代表取締役社長 角田 典彦

平素より弊社に格別のご愛顧を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
2024年度から、MUFGとともに弊社は、向こう3年間の新中期経営計画をスタートしておりますので、一言ご挨拶申し上げます。

国内景気が緩やかな回復基調を続けるなか、キャッシュレス市場はその勢いを上回る成長を続けております。経済産業省によれば、2023年のキャッシュレス決済額は前年から約14%増え約127兆円に達し、同決済比率も40%付近に到達しました。同省が2025年までの目標と示した40%を2024年中に達成することは確実視されております。このうち、クレジットカード決済が約84%と引き続き決済インフラの中核を占めており、さらなる利便性の向上に対するお客さまからの期待は一段と高まっているところです。一方、こうした利便性向上の裏側で、クレジットカードの不正利用被害が重大な問題となっており、実際、2023年の不正利用被害額は、前年を約24%上回る541億円に達しております。かかる状況に鑑み、2024年4月には、経済産業省主催で、各種業界団体、当社をはじめ主要クレジットカード会社等が参加して、クレジットカード・セキュリティ官民対策会議が開催され、官民一体での取り組みがスタートするほどです。利便性の向上はもとより、改めて安全・安心の向上も大切になっていると強く認識しております。

こうした状況に対し、わたくしどもは、2023年に方針として掲げた「快適・安全・安心なサービス」を一段と向上させるべく、MUFGとのグループ一体戦略をさらに深化させて対応して参ります。まず、システム統合計画は2025年度のMUFGカードとDCカードのシステムの統合に向けて順調に進展しており、統合に先駆けてサービス機能を大幅に改善させるスマホ向け新決済アプリも2024年度中にリリースを予定しております。また、2024年2月から展開している大型のポイント還元キャンペーンも好評を頂いており、今後もグループ一体でこうしたお得で便利なサービスのさらなる向上に取り組んで参ります。同時に、安全・安心面では、不正利用被害の防止に向け、AIと人力を組み合わせることで、2023年は前年割れに抑制できており、今後も不正防止力をさらに高度化して参ります。このように、常に「お客さま本位」をベースに、MUFG中核会社として、グループ内の連携を一段と強化するとともに、様々なビジネスパートナーの方々と「ワンチーム」で、これまで以上に「快適・安全・安心」なキャッシュレス環境を整えていく所存です。

弊社は、「経営ビジョン」として掲げた「豊かさとその先へ」、「快適で心地よい日常を」、「日常の中に感動を」の実現へと、邁進を続けます。これまでの伝統に柔軟な発想を加えて、弊社ならではの「より使いたくなるサービス」のご提供に向けて、お客さまのニーズを十分に汲み取り、迅速かつ的確な取り組みを進めて参ります。今後に大いにご期待くださいますとともに、一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年6月26日
三菱UFJニコス株式会社 代表取締役社長
角田 典彦