クレジットカードの不安解消
2024年5月27日

スキミングとは?クレジットカードを守る対処法や防止策を解説

スキミングとは?クレジットカードを守る対処法や防止策を解説

クレジットカードの不正利用による被害は増加傾向にあり、手口も巧妙化しています。中でもよく聞かれるのが、クレジットカードの情報を盗み取る「スキミング」です。スキミングにはさまざまな手口があり、被害にあっても気付きにくいため注意が必要です。
ここでは、スキミングの手口やスキミング被害を防ぐための対策、被害にあってしまったときの対処法などについて解説します。

クレジットカードのスキミングとは?

スキミングとは、クレジットカードの情報を不正に入手し、偽造カードを作って不正利用する犯罪のことです。「スキマー」と呼ばれる特殊な装置で、クレジットカードの磁気ストライプからカード情報を盗み、その情報を使った偽造カードを作ります。情報だけが盗まれ、クレジットカード本体は手元にあるため、クレジットカードの所有者は被害にあっても気付きにくいという特徴があります。

クレジットカードの不正利用被害の状況

クレジットカードの不正利用被害は、年々増加傾向にあります。一般社団法人日本クレジット協会「日本のクレジット統計(2022年版)」によれば、2021年のクレジットカード不正利用被害額は330.1億円、2022年は436.7億円にものぼります。クレジットカードを使う際には、不正利用被害のリスクについてもしっかりと把握しておく必要があるでしょう。

■ クレジットカード不正利用被害の発生状況

(単位:億円、%)

期間 クレジット
カード不正
利用被害額
クレジットカード不正利用被害額の内訳
偽造カード被害額 番号盗用被害額 その他不正利用被害額
被害額 構成比 被害額 構成比 被害額 構成比
2021年(1月~12月) 330.1 1.5 0.5% 311.7 94.4% 16.9 5.1%
(1月~3月) 73.7 0.7 0.9% 68.7 93.2% 4.3 5.8%
(4月~6月) 81.9 0.3 0.4% 78.1 95.4% 3.5 4.2%
(7月~9月) 81.3 0.2 0.2% 77.1 94.8% 4 4.9%
(10月~12月) 93.2 0.3 0.3% 87.8 94.2% 5.1 5.5%
 2022年(1月~12月) 436.7 1.7 0.4% 411.7 94.3% 23.3 5.3%
(1月~3月) 100.1 0.2 0.2% 94.6 94.5% 5.3 5.3%
(4月~6月) 106.2 0.2 0.2% 100.6 94.7% 5.4 5.1%
(7月~9月) 102.7 0.7 0.7% 95.9 93.4% 6.1 5.9%
(10月~12月) 127.7 0.6 0.5% 120.6 94.4% 6.5 5.1%

出典:一般社団法人日本クレジット協会「日本のクレジット統計(2022年版)

スキミングの主な手口

スキミングには、悪質で巧妙なさまざまな手口があります。タッチ決済対応の非接触型カードでも、スキミング被害にあうことがあるので、油断はできません。接触型、非接触型のそれぞれのタイプについて、狙われやすい手口を見ていきましょう。

接触型カードで狙われる手口

接触型カードに対するスキミングは、カードとスキマーを直接接触させて情報を抜き取る手口です。
その1つとして、銀行やコンビニなどのATMにスキマーや小型カメラを仕掛け、スキマーでカード情報を、カメラで暗証番号を盗む手口があります。また、店員や警察官などになりすまし、本人の目の前でスキマーを仕込んだカードリーダーにクレジットカードを通す手口や、空き巣に入りカード情報だけを盗む、貴重品ロッカーに入れたクレジットカードから情報を盗むという手口もあります。スポーツクラブやゴルフ場、ホテル、マッサージ店などの貴重品ロッカーでもスキミング被害が発生しているため、注意してください。

非接触型カードで狙われる手口

非接触型カードも、無線通信による非接触型のスキマーで情報を盗み取られることがあります。タッチ決済ができる非接触型のクレジットカードは、使用時にカードリーダーに差し込むことがないので安心と考える人もいるかもしれません。しかし、非接触型の場合、スキマーを近づけるだけで情報を読み取られてしまうので、接触型よりも発見が困難になります。特に、電車やバス、エレベーターなど、人が密集した空間で被害にあう可能性が高くなります。被害を避けるには、電波を妨害するスキミング防止グッズなどでの対策が必要になるでしょう。

スキミングの主な手口

スキミング被害にあわないための防止策

スキミング被害を防ぐためには、常日頃からの対策が重要になります。具体的には、次のような防止策が役立ちます。

スキミング被害の防止策

  • ICチップ付きのクレジットカードにする
  • 利用機会の低いクレジットカードを持ち歩かない
  • 推測されにくい暗証番号を用いる
  • 暗証番号の入力を他人に見られないようにする
  • 定期的に利用明細を確認する
  • 不正利用対策が手厚いクレジットカードにする
  • スキミング防止グッズを使う

ICチップ付きのクレジットカードにする

クレジットカードを磁気ストライプからICチップ搭載のものに変えると、カード情報を簡単に盗めなくなるため、スキミングの防止策になります。もし、現在利用しているクレジットカードにICチップが付いていない場合は、カード会社に申し出て交換(再発行)してもらえることもあります。ただし、利用者都合による再発行には手数料がかかる可能性があるので、この機会に新しく別のクレジットカードを作ることも方法の1つです。

利用機会の低いクレジットカードを持ち歩かない

スキミングを防止するため、利用する機会が少ないクレジットカードは、できるだけ持ち歩かないようにしましょう。カードを持ち歩かなければ、外出先でのスキミング被害を防げる上、紛失などのリスクも軽減されます。ただ、空き巣に入られてカード情報を盗まれる手口もあるため、クレジットカードを自宅に置いておく場合も、適切な保管を心掛けてください。

推測されにくい暗証番号を用いる

クレジットカードの暗証番号は、他人から推測されにくい数字を設定するのが基本です。誕生日や電話番号、自動車のナンバー、単純な数字の並びなど、容易に推測できるような暗証番号を用いるのは絶対にやめましょう。万が一カード情報を盗まれたとき、暗証番号がわかってしまうと、被害が拡大するおそれがあります。また、推測しやすい暗証番号で不正利用された場合、カード会社の補償対象外となる可能性もあります。

暗証番号の入力を他人に見られないようにする

クレジットカードの暗証番号流出を防ぐためには入力時にも注意し、暗証番号を入力する際には、他人から見られないように、手元を隠すなどの対策をとってください。
また、店舗でクレジットカードを利用する際には、店員や周囲の人の動きにも注意を払うことも大切です。店員がカードを見えない場所に隠すような素振りをしたり、暗証番号の入力をのぞき込むような動きがあったりしたときは、すぐにやめるように店員に声を掛けましょう。

定期的に利用明細を確認する

スキミング被害にあわないためには、ご利用代金明細書を定期的に確認する習慣をつけておきましょう。スキミングはカード本体が盗まれるわけではないので、被害にあってもなかなか気付くことができません。万が一不正利用されても、早期に発見できれば、被害を最小限に食い止めることができます。WEBご利用代金明細書を利用できるクレジットカードなら、パソコンやスマートフォンでいつでも確認できて便利です。

不正利用対策が手厚いクレジットカードにする

不正利用対策が手厚いクレジットカードを選ぶことも、スキミング被害の防止につながるでしょう。カード会社では、不正利用を防ぐためのさまざまな取り組みを行っています。例えば、三菱UFJカードでは、不審なクレジットカードの取引がないか、専門の部署が24時間365日モニタリングし、不正利用の可能性があると判断された場合は、クレジットカードの利用を一時的に中止、または保留にした上で本人へ通知します。
詳しくは、三菱UFJカード「クレジットカードの不正利用に対する取り組みについて」をご覧ください。

スキミング防止グッズを使う

非接触型カードのスキミング被害を防ぐには、市販のスキミング防止グッズを活用するのもおすすめです。スキミング防止グッズは電波を通さない素材で作られており、クレジットカードと一緒に財布などに入れておける「カード型」、カードケースとして利用できる「ケース型」、クレジットカードに直接貼り付けて使う「シール型」などのタイプがあります。

スキミング被害にあったときの対処法

どれほど気をつけていても、スキミング被害にあう可能性はゼロではありません。ここからは、スキミング被害に気付いたときの対処法についてご紹介します。

すぐにカード会社に連絡する

被害にあったことに気付いたら、すぐにカード会社に連絡してください。ほとんどのカード会社には、24時間365日対応でカードの紛失・盗難に関する受付窓口があります。また、クレジットカードが不正利用された場合、カード会社によって損害が補償される可能性があります。補償を受けるには対象期間が定められているため、できるだけ早く連絡することが大切です。なお、安易な暗証番号を設定していた、他人にカードを貸した、署名欄が未記入など、カード保有者に過失があると補償が受けられない場合があるため注意しましょう。

クレジットカードの利用停止と再発行の手続きをする

スキミング被害にあった際は、カード会社に連絡すると同時に、クレジットカードの利用停止と再発行の手続きを行います。カード会社によっては、被害を届け出ると、自動的に利用停止や再発行が行われるものもあります。実際にスキミング被害にあうと気が動転しがちなので、万が一に備え、必要な手続きについて事前に確認しておくとよいでしょう。

警察に被害届を出す

スキミング被害をカード会社に連絡したら、すぐ近くの警察や交番に行き、被害届を提出します。もしクレジットカードが不正利用されても、警察に届け出をしておかないと、補償が受けられない場合があります。

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  • タッチ決済対応で、スピーディーに支払いができる
  • 厳選された国内のレストランにておとな2名以上で利用した場合、1名分の料金が無料になる

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おすすめのプラチナカード、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード

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  • 世界1,400カ所以上の空港ラウンジが無料で利用できる
  • 空港から自宅までの無料の手荷物空港宅配サービスがある

クレジットカードを利用する際にはスキミングに十分注意しよう

スキミングとは、スキマーという特殊な装置でカード情報を盗み取って不正利用する犯罪手口です。接触型のカードだけではなく、タッチ決済対応の非接触型カードでもスキミング被害にあう可能性があるため、十分注意が必要です。スキミング被害を防ぐには、ICチップ搭載やセキュリティ性の高いクレジットカードを選ぶほか、暗証番号が他人にわからないようにする、スキミング防止グッズを使うといった利用者自身の対策も重要です。巧妙化する手口と、被害にあわないための対策を知り、安心・安全なクレジットカード利用を目指しましょう。

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よくある質問
スキミングはどうやって行われる?
スキミングは、「スキマー」と呼ばれる特殊な装置でクレジットカードの磁気ストライプからカード情報を盗み、偽造カードを作って不正利用する犯罪です。「ATMのカード差し込み口にスキマーを仕掛ける」「店員や警察官になりすましてカード情報を盗む」「貴重品ロッカーや自宅からカード情報だけを盗み取る」などの手口があります。タッチ決済対応の非接触型カードの場合は、非接触型のスキマーで、無線通信によって情報を盗まれる手口もあります。

詳しくは「クレジットカードのスキミングとは?」をご確認ください。
スキミングを防止するには?
スキミングを防ぐには、ICチップ搭載や不正利用対策が手厚いクレジットカードを選ぶことが有効です。また、「利用機会の低いクレジットカードを持ち歩かない」「推測されにくい暗証番号を使う」「暗証番号入力を他人に見られないようにする」「定期的にご利用代金明細書を確認する」「スキミング防止グッズを使う」といった利用者本人による対策も重要です。

詳しくは「スキミング被害にあわないための防止策」をご確認ください。
スキミング被害にあったらどうすればいい?
スキミング被害に気付いたときは、できるだけ早くカード会社に連絡し、カードの利用停止と再発行の手続きを行いましょう。その後、警察に被害届を提出します。なお、スキミングによる不正利用があった場合は、カード会社によって損害が補償される可能性があります。

詳しくは「スキミング被害にあったときの対処法」をご確認ください。