会社経費の支払い効率化術
2025年3月25日

法人カードは年会費無料?無料を選ぶメリット・デメリットを解説

法人カードは年会費無料?無料を選ぶメリット・デメリットを解説

法人カードの中には、年会費無料のカードもあります。ただ、条件付きで無料になったり、付帯サービスが少なかったりする場合もあるので、法人カードを選ぶ際には、年会費以外の要素も検討するのがおすすめです。
ここでは、法人カードが年会費無料となる条件や、年会費無料のメリット・デメリット、法人カードの選び方について解説します。

年会費無料の法人カードはある?

法人カードは基本的に年会費がかかりますが、年会費無料のカードもあります。法人カードの場合、年会費は基本的に全額経費として計上できますが、事業を始めたばかりなどで支出を抑えたい場合もあるかもしれません。そうしたときに年会費無料の法人カードは利用しやすいでしょう。しかし、年会費無料といっても条件付きなどさまざまなケースがあり、主に以下のケースに分けられます。

年会費永年無料

年会費永年無料の法人カードは、初年度からずっと年会費がかかりません。追加カードも、同じく初年度からずっと年会費無料という場合も多くあります。

条件付き年会費無料

条件付き年会費無料は、「年間300万円以上の利用で年会費無料」など、定められた条件を達成すると年会費が無料になります。条件達成で翌年の年会費が無料になることが一般的です。

初年度年会費無料

初年度年会費無料は、法人カードを申し込んだ初年度のみ年会費が無料で、2年目以降は年会費がかかります。法人カードによっては、初年度年会費無料かつ、条件付き年会費無料の場合もあります。

年会費無料の法人カードのメリット

年会費無料の法人カードにはメリットとデメリットがあります。まずは年会費無料の法人カードのメリットをご紹介します。

コストがかからない

年会費無料の法人カードは保有するコストがかからないため、支出を抑えられます。コストをかけずに、法人カードに付帯する海外旅行傷害保険や割引サービス、ポイント還元などを利用できることはメリットの1つです。

年会費の会計処理が不要になる

年会費がかかる法人カードの場合、経費計上するには会計処理が必要です。しかし、年会費無料の法人カードなら、年会費の会計処理が不要になるので、経理業務の手間を省けるでしょう。

サブカードとして使いやすい

年会費無料の法人カードは保有するコストがかからないので、サブカードとして使いやすいこともメリットに挙げられます。メインの法人カードと違う国際ブランドにしておけば、メインカードの国際ブランドが使えない店舗の場合でも利用でき、メインのカードの紛失や破損の際にも備えられます。

年会費無料の法人カードのデメリット

年経費無料の法人カードは使い勝手がいいもののデメリットもあります。主なデメリットは以下のとおりです。

付帯サービスや補償が少なめになる

年会費無料の法人カードは、年会費が有料の法人カードに比べると、付帯するサービスや補償が少ないこともあります。割引サービスや海外旅行傷害保険の補償などが少ないと、特典を有効につかえないことがあるので注意が必要です。

ご利用可能枠(ご利用限度額)が低めになる

年会費無料の法人カードは、年会費ありの法人カードに比べるとご利用可能枠は低めです。仕入れ代や広告宣伝費などで高額な支払いが必要になった場合、ご利用可能枠を超える可能性があります。ご利用可能枠を超えると、次の引き落としまでカードが使えません。

追加カードの発行枚数や利用者数が少ない

年会費無料の法人カードの中には、追加カードの発行枚数や利用者数が少なかったり、追加カードの発行に手数料がかかったりするものもあります。発行数や利用者数が少ないと、ETCカードや従業員用のカードなどを十分に活用できないかもしれません。

高ランクのカードを選べない

クレジットカードには、一般、ゴールド、プラチナといったランクがあり、基本的にはランクが高いほどカードに付帯するサービスが充実し、カード自体の社会的信用度も高くなります。年会費無料の法人カードはほとんどが一般カードになるため、高ランクのカードを選べないことはデメリットの1つです。

法人カードの選び方

年会費無料の法人カードの場合、支出を抑えられますが、そこにこだわりすぎて必要なスペックや付帯サービスがない法人カードを作っても、事業に活用できません。法人カードを選ぶ際には、年会費はカードを比較する要素の1つと考え、そのほかの要素も考慮した上で決めるのがおすすめです。
そのため、法人カードを選ぶ際には、以下のような点をチェックしてみましょう。

ご利用可能枠は十分か

ご利用可能枠が十分かどうかは、法人カードを選ぶ上で重要なポイントです。カード払いしたい仕入れや広告などの費用が月にいくらかかるのかを考えて、余裕のあるご利用可能枠が設定された法人カードを選ぶといいでしょう。

なお、追加カードを発行する場合は、追加カードで利用する分も含めてご利用可能枠を考える必要があります。

国際ブランドや付帯サービスは利用しやすいか

国際ブランドや付帯サービスも、法人カードを選ぶ際には注目したいポイントです。国によってよく使われている国際ブランドが異なるので、出張先の国で使いやすい国際ブランドの法人カードを選ぶのも1つの方法です。

また、法人カードには、海外旅行傷害保険やショッピング保険、空港のラウンジサービス、レンタカーやホテルなどの割引プランなどの付帯サービスがあります。補償やサービスの内容はカードやランクによって異なりますが、出張が多いなら海外旅行傷害保険をはじめ、移動や宿泊に関する割引プランが充実した法人カードを選ぶといいでしょう。

追加カードの発行枚数や利用者数は足りているか

多くの法人カードは、追加カードとして従業員用のカードやETCカードを発行できます。ただ、発行可能な枚数には上限があるので、必要な枚数分を発行できるか確認が必要です。

例えば、出張や営業で高速道路を使う機会が多い場合、人数分のETCカードを発行できる法人カードがいいでしょう。法人カードを活用すれば、交通費の立替精算の手間を省けるだけでなく、経費管理の一元化にも役立ちます。

年会費は相応か

法人カードの年会費が、付帯サービスやご利用可能枠などに見合っているかを確認することも選ぶ際には大切なポイントです。

例えば、初年度年会費無料の三菱UFJカード ゴールドプレステージ ビジネスは、国内の主要空港ラウンジを無料で利用できたり、JAL航空券をお得な運賃で予約できたり、国内出張が多い人にぴったりの優待サービスがあります。また、国際ブランドは海外でも利用しやすいVisaとMastercard®から選択でき、ご利用可能枠は100万~300万円、ETCカードも追加発行可能です。このように、さまざまな点で使いやすいかを確認してみましょう。

法人カードなら三菱UFJニコスのビジネスカードがおすすめ

ビジネスカードはさまざまな種類がありますが、小規模事業の法人や個人事業主に使いやすいものなら、三菱UFJニコスのビジネスカードがおすすめです。
三菱UFJニコスのビジネスカードは、多くの国々で使える国際ブランドVisa、Mastercard®から選べる「三菱UFJカード ビジネス」「三菱UFJカード ゴールドプレステージ ビジネス」と、アメリカン・エキスプレスブランドの「三菱UFJカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード」の3種類が展開されており、年会費と付帯サービスのバランスを見て、自社に合ったものを選べます。

法人カードは、個人事業主の方も持てるため、海外出張や多い方や経費精算の手間を省きたい方は1枚持っておくといいでしょう。

初めてビジネスカードを持つ経営者におすすめの三菱UFJカード ビジネス

三菱UFJニコスが発行している「三菱UFJカード ビジネス」は、スモールビジネスや個人事業主の方が入会しやすく、初めてビジネスカードを持つ経営者におすすめです。

ビジネスカードのご利用金額は法人口座(屋号付き口座)からの引き落としになり、立て替え払いの負担を軽減したり、会計ソフトと連携して経費管理業務の効率化を図れたりします。また、引き落とし日に経費の支払日を一元化できるため、支払いまでにゆとりができて、キャッシュフローの改善などにも役立つでしょう。年会費は1,375円(税込)で、出張経費の削減に貢献する限定プランや、経費が割引価格になる優待サービスも利用可能です。

さらに、経費の支払いで1ポイント5円相当で使えるポイントがたまるだけでなく、ご利用金額に応じて基本ポイントを優遇するサービスや、入会初年度は国内利用でポイントが1.5倍になる優待サービスなどもあります。
すでに法人カードを持っていて、ご利用可能枠を増やしたいという場合にもおすすめの1枚です。

三菱UFJカード ビジネスの特長

  • 出張経費の削減や経費が割引価格になる優待サービスがある
  • タッチ決済対応でスピーディーに支払える
  • 月間のご利用金額が10万円以上で基本ポイントの20%分が加算される

初年度の年会費が無料!優待サービスが充実したゴールドカード

三菱UFJカードゴールドプレステージビジネス

※アメリカン・エキスプレス®での
発行をご希望の方はこちら

三菱UFJニコスのビジネスカードには、お得なゴールドカードがあります。三菱UFJカード ゴールドプレステージ ビジネス」の年会費は11,000円(税込)ですが、初年度の年会費は無料です。

また、ランクの高いゴールドカードならではの空港ラウンジサービス、JAL航空券をお得な運賃で予約できる優待サービスのほか、手数料無料でのゴルフ場の代理予約など、出張や接待をサポートするサービスが充実しています。

ご利用可能枠は100万~300万円ですので、出張費や接待交際費、仕入れ代、広告宣伝費の支払いなどにも安心して利用できるでしょう。

三菱UFJカード ゴールドプレステージ ビジネスは月間のご利用金額が10万円以上の方は基本ポイントの50%分が加算されます。経費管理業務の効率化だけでなく、たまったポイントを福利厚生プランに使ったり、マイルに交換したりすることで経費削減にもつながるのでお得です。

三菱UFJカード ゴールドプレステージ ビジネスの特長

  • 初年度の年会費が無料になる
  • タッチ決済対応でスピーディーに支払える
  • 国内とホノルルの空港ラウンジが無料で利用できる
  • ビジネスシーンでの優待サービスや割引サービスを利用できる

ビジネスリーダーにふさわしい、ステータス性と実用性に優れたプラチナカード

ランクの高い「三菱UFJカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード」は、充実の優待サービスを付帯しています。経費管理の業務効率化だけでなく、ビジネス面においてさまざまなサポートがあるので実用性にも優れている1枚です。

例えば、24時間365日対応のコンシェルジュサービスが付帯されているので、国際便の手配や接待先のお店の予約、出張先での病気やケガなどをサポートします。また、国内外の空港ラウンジを利用できる、プライオリティ・パスに無料で入会できるので、空港での時間も快適に過ごせるでしょう。

ほかにも、一流ホテル、厳選されたダイニングやスパ、レストランでの優待サービスがあり、接待や出張の際に使えるハイクラスなサービスがそろっています。
入会初年度は、国内利用で基本ポイントが1.5倍、海外利用で2倍になるので海外出張費や経費の支払いでお得にポイントがためられます。

三菱UFJカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードの特長

  • コンシェルジュサービスを24時間365日利用できる
  • 国内外の空港ラウンジが利用できる
  • 海外出張の際にカード使用者1名につきスーツケース1つを優待価格で宅配できる
  • 入会初年度の基本ポイントが国内利用で1.5倍、海外利用で2倍になる
  • 国内の厳選されたレストランで2名以上の利用で1名分が無料になる
  • 一流ホテル、厳選されたダイニングやスパでの優待サービスがある
  • 国内利用分のポイントが1.5倍になる(入会初年度限定)
  • 海外利用分のポイントが2倍になる

年会費と付帯サービスのバランスのよい法人カードを選ぼう

法人カードは基本的に年会費がかかりますが、年会費無料の法人カードもあります。ただ、保有するコストがかからないというメリットがある一方、「付帯サービスや補償が少ない」「追加カードや発行者の数が少なめ」など使い勝手の面でデメリットもあります。年会費は法人カード選びの一要素と考え、付帯サービスやご利用可能枠などを検討した上で、年会費と付帯サービスのバランスのよい法人カードを選ぶのがおすすめです。

三菱UFJカードのビジネスカードは、一般カード、ゴールドカード、プラチナカードの3つのランクがあり、ご利用可能枠がそれぞれ異なります。また、ゴールドカードは初年度年会費が無料です。ビジネスに役立つ付帯サービスが充実しているので、ぜひご利用ください。

  • 2025年2月時点の情報に基づき作成しております。
  • 記事内容については執筆時点から情報が改定される場合があります。最新情報は公的機関などの公式サイトをあわせてご確認ください。

おすすめのクレジットカード

カード名 スモールビジネスや
個人事業主の
最初の1枚におすすめ
経費や仕入れ代などに
余裕を持たせたい
経営者におすすめ
コンシェルジュなど
最高クラスの優待がほしい
経営者におすすめ
三菱UFJカード
ビジネス
三菱UFJカード
ゴールドプレステージ
ビジネス
三菱UFJカード
プラチナ・ビジネス・
アメリカン・
エキスプレス®・カード

年会費

1人目

1,375円(税込)

※Visa、Mastercard®
どちらか一方の場合

11,000円(税込)

初年度は年会費無料

※Visa、Mastercard®
どちらか一方の場合

22,000円(税込)

2人目
以降

1,375円(税込)

※Visa、Mastercard®
どちらか一方の場合

2,200円(税込)

※Visa、Mastercard®
どちらか一方の場合

3,300円(税込)

ご利用可能枠

40万~80万円

※ご契約法人単位

100万~300万円

※ご契約法人単位

100万~500万円

※ご契約法人単位

特長
  • 月間のご利用金額が10万円以上で基本ポイントの20%分が加算
  • 入会初年度は国内利用でポイントが1.5倍
  • 初年度の年会費無料!
  • 国内とホノルルの空港ラウンジサービスが利用可能
  • 月間利用が10万円以上で、基本ポイントの50%分を加算
  • 専用コンシェルジュが24時間365日対応
  • 国内外の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスに無料で入会可能!
最短発行
可能期間
3~4週間 3~4週間 3~4週間

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よくある質問
年会費無料と有料の法人カードの違いは何ですか?
年会費が無料と有料の法人カードの違いは、付帯するサービスや補償の範囲、ご利用可能枠、追加カードの発行枚数などです。カードによって異なりますが、ランクの高いステータスカードのほうが年会費は高く、付帯サービスなどが充実しています。なお、法人カードの場合、年会費は経費計上できますが、年会費無料であれば経理業務の手間がかからないという違いもあります。

詳しくは「年会費無料の法人カードのデメリット」をご確認ください。
年会費無料の法人カードのデメリットは何ですか?
年会費無料の法人カードのデメリットは、年会費が有料の法人カードに比べて、付帯するサービスや補償の範囲、ご利用可能枠、追加カードの発行枚数などが少ないことです。また、年会費無料の法人カードでは、高ランクなカードを選べないこともデメリットの1つです。

詳しくは「年会費無料の法人カードのデメリット」をご確認ください。
法人カードの選び方は?
法人カードを選ぶ際は年会費だけでなく、付帯サービスや保険の充実度、ご利用可能枠の金額、追加発行可能なカードの種類や枚数などを検討した上で、ビジネスで使いやすいカードを選ぶのがおすすめです。また、よく行く場所で使いやすい国際ブランドを選ぶことも大切です。

詳しくは「法人カードの選び方」をご確認ください。