スマホ決済とは?種類や支払方法、メリット・デメリットを解説
現金を使わずに支払いができるスマホ決済には、多くのメリットがあります。現在ではたくさんの種類があるため、どのスマホ決済を使おうか迷っている人もいるのではないでしょうか?
スマホ決済は、利用する場所が限られているものやポイント還元が受けられるものなど、それぞれ特徴がありますので、ライフスタイルにあった種類を選ぶようにしましょう。
ここでは、スマホ決済をお得に使えるよう、種類や選び方のほか、メリット・デメリットを解説します。
スマホ決済とはスマホアプリで支払いする決済方法
スマホ決済とは、スマートフォン(スマホ)にインストールした専用アプリで支払いを行うる決済方法のことで、キャッシュレス決済の1つです。政府によるキャッシュレス決済普及への取り組みの他、現金を使わずに支払いができるスマホ決済は感染症の拡大防止にも有効であることも後押しとなって、ここ数年で普及が進んでいます。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの「キャッシュレス決済の動向整理」(2022年9月)によると、クレジットカードやデビットカード、電子マネー、コード決済をまとめたキャッシュレス決済の比率は、2010年時点では13.2%だったのに対し、2021年時点では32.5%となり、年々増加していることがわかります。
また、キャッシュレス決済の中で利用率が高いのは、クレジットカードが80%超でトップ、次いでスマホ決済の中でもQRコード決済やバーコード決済が51.8%、交通系以外の電子マネーが50.5%、交通系電子マネーが34.8%、その他のスマホ決済が6.7%となっています。
※三菱UFJリサーチ&コンサルティング「キャッシュレス決済の動向整理」(2022年9月)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング「キャッシュレス決済の動向整理」(2022年9月)
スマホ決済の種類
スマホ決済は主に非接触IC決済、QRコード決済(バーコード決済)、キャリア決済の3種類に分類されます。それぞれの特徴は以下のとおりです。
非接触IC決済
非接触IC決済は、スマホに搭載された無線通信を利用し、決済端末にスマホをかざして支払いができる決済方法です。スマホの非接触IC決済専用アプリに、クレジットカードやデビットカード、電子マネーなどを登録することで決済できます。
代表的な非接触IC決済
- Apple Pay
- Google Pay
- 交通系電子マネー(モバイルSuicaやモバイルPASMOなど)
- QUICPay
- 楽天Edy
- nanaco
- モバイルWAON
QRコード決済(バーコード決済)
QRコード決済(バーコード決済)は、スマホのQRコード決済専用アプリでQRコードやバーコードを使って支払う方法です。読み取り方は2つあり、店舗側がお客さまのQRコードやバーコードを読み取って決済する方法と、お客さまが店舗側のQRコードやバーコードを読み取って決済する方法があります。スマホのQRコード決済専用アプリに、クレジットカードや銀行口座を登録しておくことで決済できます。
代表的なQRコード決済
- PayPay
- LINE Pay
- au PAY
- 楽天ペイ
- メルペイ
キャリア決済
キャリア決済は、ネットショッピングした代金やサブスクリプションの利用料などを月々の携帯電話料金とまとめて支払う決済方法です。携帯電話会社に登録しているIDとパスワード認証を用いて決済します。
携帯電話料金の支払いと同じタイミングで、登録してあるクレジットカードや銀行口座から引き落とされます。
代表的なキャリア決済
- d払い
- auかんたん決済
- ソフトバンクまとめて支払い
スマホ決済のメリット
スマホ決済は、現金を触らずにかざすだけで支払いができるだけでなく、以下のようなメリットが挙げられます。
スマホ決済のメリット
- ポイント還元がある
- ATMで現金をおろす手間を省ける
- 支払い履歴を確認できる
- 個人間で送金が手軽にできる
- セキュリティ面に配慮されている
ポイント還元がある
スマホ決済のメリットの1つとして、クレジットカードのように利用金額に応じてポイント還元が受けられることが挙げられます。ポイントの還元率や交換できるアイテムなどは、スマホ決済ごとに異なりますから、利用前にサービス内容を確認しておきましょう。
また、スマホ決済にクレジットカードを紐づけておくと、スマホ決済とクレジットカードのご利用金額それぞれのポイントが還元されることもあります。お得にポイントをためるなら、ポイントの二重取りだけでなく、キャッシュバックキャンペーンやクーポンの配布などの情報を、決済アプリで定期的に確認してみてください。
ATMで現金をおろす手間を省ける
スマホ決済に支払いをまとめられれば、後払いにできたり、手持ちの現金を用意する必要がなかったりするため、ATMで現金をおろす手間を省けることがメリットです。また、ATMを利用しなくなれば、利用手数料を節約することにもつながるでしょう。
支払い履歴を確認できる
スマホ決済のメリットには、クレジットカードのように、支払い履歴が専用の決済アプリで確認できることが挙げられます。いつ、何に、いくら使ったのかが自動で記録されるので、家計簿代わりに活用することもできるでしょう。
定期的に利用履歴を見ることで、使い過ぎを防ぐことにも役立ちます。
個人間での送金が手軽にできる
スマホ決済の中には、銀行振込のように、同じスマホ決済を利用しているユーザー同士なら、個人間で送金できるものがあります。個人間で送金できる機能があれば、食事会の支払いを割り勘にしたり、仕送りをしたりするときに、現金を準備しなくても、直接会わなくてもお金のやりとりができることはスマホ決済のメリットといえます。
セキュリティ面に配慮されている
スマホは、暗証番号や指紋認証、顔認証などの認証設定があり、セキュリティ面に配慮されていることもメリットに挙げられます。認証設定で他人が簡単に利用するのを防ぐだけでなく、スマホ決済によっては、不正利用が疑われる場合に通知したり、不正利用に対する補償を用意したりする場合もあります。また、スマホ決済の中には、スマホを紛失、盗難にあった場合に遠隔で利用停止することも可能です。
スマホ決済のデメリット
スマホ決済にはメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。利用する際はメリット・デメリットの両方を確認しておきましょう。
スマホ決済のデメリット
- スマホの充電や通信環境がないと使えない
- スマホ決済が使えない場合もある
- 利用前に設定する必要がある
スマホの充電や通信環境がないと使えない
スマホ決済のデメリットとして、スマホの充電や通信環境がないと使えないことが挙げられます。スマホは使い方によって、バッテリーの消費量が変わりますので、スマホをよく使うときや遠方へ出かけるときには充電切れを起こさないように注意が必要です。また、通信環境が悪い場所ではスマホ決済アプリの立ち上がりに時間がかかる場合がありますので、お会計前にアプリを起動させておくといいでしょう。
スマホ決済が使えない場合もある
スマホ決済のデメリットには、特定の店舗やネットショップなどで使えないことも挙げられます。また、クレジットカードなら使える、スマホ決済の中でも特定のサービスだけ使える場合などもありますので、店頭やネットショップで利用可能な決済方法を確認しておきましょう。また、スマホ決済の1種類だけでなく、クレジットカードと併用するなど、スマホ決済以外の支払方法も準備しておくのも対策の1つです。
利用前に設定する必要がある
キャリア決済の一部を除き、スマホ決済を利用するには、事前に専用の決済アプリをダウンロードし、アカウントを作成したり、銀行口座やクレジットカードなどに登録しておいたりする必要があります。また、チャージをして利用するスマホ決済の場合は、支払いの前にチャージしなければ使えません。このように事前にアカウント作成やチャージする手間がかかるのは、スマホ決済のデメリットといえます。
クレジットカードがないと使えないものがある
スマホ決済のデメリットの1つに、クレジットカードでしかチャージできないものがあることも挙げられます。クレジットカードを持っておらず、スマホ決済を利用したい場合は、スマホ決済に入金する方法がクレジットカード以外にあるかも事前に確認しておきましょう。
なお、スマホ決済にクレジットカードを登録しておくと、ポイントの二重取りができるケースもあるだけでなく、手数料はかかりますが、後から分割払いやリボ払いに変更して、支払いの負担を分散することが可能です。新生活で出費がかさむときや、使い過ぎてしまったときにも活用できるでしょう。
スマホ決済の選び方
どのスマホ決済を使うのかは、いくつか選び方があります。数あるスマホ決済の中から自分にあうサービスを選ぶには、以下のような選び方を参考にしてみてください。
スマホ決済の選び方
- 対応している利用店舗数から選ぶ
- 支払いのタイミングで選ぶ
- ポイントの還元率から選ぶ
対応している利用店舗数から選ぶ
スマホ決済の選び方の1つに、対応している店舗数が挙げられます。自分がよくお買い物をする店舗やネットショップ、サービスで利用できるスマホ決済が何かを調べ、候補を絞っていくといいでしょう。
支払いのタイミングで選ぶ
スマホ決済を選ぶ際には、支払いのタイミングを確認することも大切です。スマホ決済の支払方法には、前払い(プリペイド)、即時払い(リアルタイムペイ)、後払い(ポストペイ)の3種類があり、以下のような特徴があります。スマホ決済ごとに支払方法が異なりますので、使い過ぎを防ぎたいなら前払いか即時払いにしたり、給料日後にまとめて支払いたい場合は後払いにしたり、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。
■ スマホ決済の支払方法
支払方法 | 特徴 |
---|---|
前払い (プリペイド) |
スマホ決済アプリにあらかじめお金をチャージし、チャージした金額内で支払う方法。スマホ決済によっては、一定額になると自動でチャージするオートチャージ機能がある。非接触IC決済、QRコード決済などに多い。 |
即時払い (リアルタイムペイ) |
スマホ決済したタイミングで銀行口座やデビットカードから引き落とされる方法。一部のスマホ決済で選べることがある。 |
後払い (ポストペイ) |
1カ月単位のご利用金額を後日、銀行口座やクレジットカードから引き落とす方法。キャリア決済に多い。 |
ポイントの還元率から選ぶ
スマホ決済の中には、クレジットカードのようにご利用金額に応じてポイント還元が受けられるものがあります。たまったポイントは、ご利用代金の支払いにあてたり、他社のポイントに交換したりすることが可能です。節約にもつながりますので、スマホ決済ごとのポイント還元率やキャンペーンのタイミングなどを確認して選ぶのも1つの方法です。
また、スマホ決済にクレジットカードを紐づけることで、クレジットカードのポイントと二重取りができるものもありますので確認してみましょう。
タッチ決済対応!年会費もポイント還元率もお得な三菱UFJカード
スマホ決済の支払いにクレジットカードを利用するなら、年会費が永年無料で、ポイントがたまりやすい「三菱UFJカード」がおすすめです。三菱UFJカードは、18歳以上の学生(高校生不可)から持つことができるクレジットカードです。
三菱UFJカードは、年会費が永年無料で、タッチ決済にも対応しているので、お支払いもスピーディーです。
また、セブン-イレブンやローソンなどの対象店舗で三菱UFJカードを利用すると、ご利用分の最大15%相当のポイントが還元されます。
ほかにも、ネットショッピングのポータルサイト「POINT名人.com」を経由してお買い物をすると、カードの基本ポイントに加えてボーナスポイントももらえるので、日常使いでポイントがためやすいでしょう。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合
三菱UFJカードの会員なら、Uber Eats ・ Uber のサブスクリプション(定額)サービス「 Uber One 」が6カ月間無料で利用可能です。「 Uber One 」は、デリバリー(配達)サービス「 Uber Eats 」と配車サービス「 Uber 」の両方でメンバー限定特典が受けられるサービスで、通常は月額498円(税込)または年額3,998円(税込)がかかります。「 Uber One 」メンバーになると、例えば対象店舗で条件を満たせば何回でも配達手数料が0円になるほか、毎回の乗車料金が5%以上お得になります。
そのほか、「MUFGカードアプリ」を活用すれば、WEB明細をスマートフォンでいつでもチェックでき、家計簿をつける手間を省けます。さらに、ご入会日から2カ月後までに条件を達成すると、最大10,000円相当(グローバルポイント2,000ポイント分)がもらえます。詳細は三菱UFJカードのWEBサイトでご確認ください。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合
※現在「 Uber One 」にご登録中の方、および過去 3カ月以内に「 Uber One 」にご登録いただいたことのある方は、本プロモーションの対象外です。
※その他、「 Uber One 」6カ月無料の特典には条件があります。また、特典の適用には専用ページよりお申し込みが必要です。詳細はこちらをご確認ください。
※「 Uber One 」6カ月無料の特典は2024年8月時点のものであり、予告なく内容を変更または終了する場合があります。
三菱UFJカードの特長
- 年会費が永年無料で利用できる
- 対象店舗でのご利用分の最大15%のポイントが還元される
- POINT名人.comを利用すると、ボーナスポイントもたまる
- Uber One のご登録で6カ月無料で利用できる
- MUFGカードアプリのWEB明細を家計簿代わりに使える
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合
スマホ決済は自分にあったものを選ぼう
スマホ決済には非接触IC決済、QRコード決済(バーコード決済)、キャリア決済などの種類があります。
スマホ決済は、前払いや即時払い、後払いなど支払方法に違いがあるだけでなく、ポイント還元が受けられたり、個人間で送金ができたりするなど、それぞれサービスの特徴が異なります。使える場所にも違いがありますので、自分がよく利用する場所で使えるか、自分にあった支払いのタイミングが選べるかなどを確認してスマホ決済を選ぶようにしましょう。
また、スマホ決済にクレジットカードを登録しておくと、ポイントをお得にためられることもあります。スマホ決済とあわせて、クレジットカードも上手に活用しましょう。
※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
おすすめのクレジットカード
カード名 | 日常にうれしいを、 将来まで安心を。 |
オンも、オフも、 いつでも変わらない輝きを。 |
日常から特別な時まで、 最高クラスのおもてなしを。 |
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三菱UFJカード | 三菱UFJカード ゴールドプレステージ |
三菱UFJカード プラチナ・アメリカン・ エキスプレス®・カード |
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年会費 |
初年度 | 無料 | 無料 (オンライン入会限定) |
22,000円(税込) |
次年度以降 | 無料 |
11,000円(税込) |
22,000円(税込) |
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特長 |
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最短発行期間 | 最短翌営業日 | 最短翌営業日 | 最短3営業日 |
1ポイント5円相当の商品に交換の場合
カード種類・国際ブランドを選択のうえ、
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カード種類
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国際ブランド
国際ブランド
- スマホ決済とは?
- スマホ決済とは、スマートフォンにインストールした専用アプリで支払いを行う決済方法のことで、キャッシュレス決済の1つです。キャッシュレス決済の中では、クレジットカードに次いで多く利用されている決済方法です。
詳しくは「スマホ決済とはスマホアプリで支払いする決済方法」をご確認ください。 - スマホ決済のデメリットは?
- スマホ決済のデメリットは、スマホの充電や通信環境がないと使えなかったり、利用前にアプリをインスト―ルして支払方法の設定をする必要があったりすることです。また、店舗やネットショップによっては利用できない場合があることもデメリットといえるでしょう。
詳しくは「スマホ決済のデメリット」をご確認ください。 - スマホ決済はどれがいい?
- スマホ決済には非接触IC決済、QRコード決済、キャリア決済といった種類があるだけでなく、それぞれにサービスが異なるため、一概にどれがいいとはいえません。また、前払い、即時払い、後払いといった支払方法や対象店舗などの特徴も異なりますので、利用可能な場所や支払いタイミングのほか、ポイント還元率などを考慮してスマホ決済を選ぶといいでしょう。
詳しくは「スマホ決済の選び方」をご確認ください。