クレジットカードの基礎知識
更新:2024年5月27日

家族カードのメリットとは?申込方法やおすすめの使い方

家族カードのメリットとは?申込方法やおすすめの使い方

クレジットカードには、「家族カード」というものがあります。あまり知られていませんが、実は家族カードには多くのメリットがあるのです。
ここでは、家族カードのメリットや申し込み方法について解説します。

家族カードで受けられるサービスやメリット

家族カードで受けられるサービスやメリット

家族カードについて、聞いたことはあるけれど、どのようなサービスがあるのか知らないという方もいるのではないでしょうか。まずは、家族カードの具体的なメリットをご紹介します。

本人会員と同様の付帯サービスを受けられる

家族カードの利用者は、本人会員と同様の付帯サービスを受けることが可能です。
例えば、三菱UFJニコスが発行する「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」の家族カードの利用者は、本人会員と同様、空港ラウンジサービスなども利用できますし、海外旅行傷害保険が適用され、海外旅行中の病気やケガなどが最高5,000万円まで補償されます。

年会費が安い

家族カードは、本人会員のクレジットカードより年会費が安いこともメリットです。例えば、「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」の年会費は11,000円(税込)ですが、家族カードは無料です。

ご利用金額に応じたポイントがたまる

家族カードも、本人会員のクレジットカードと同様、ご利用金額に応じたポイントを獲得できます。
なお、獲得したポイントは、本人会員のクレジットカードにまとめて付与されます。

家計の管理が容易になる

家族カードは家族会員の利用明細をまとめて確認できるため、家計管理がしやすくなるのもメリットです。家族全員の利用が確認できることから、家計を管理している人が「家族が何にいくら使っているか」を把握しやすくなります。

例えば、家族で別々のクレジットカードを使っている場合、それぞれに利用明細が送られてくるため「何にいくら使っているか」がわかりにくくなってしまいます。家族カードなら利用明細がまとめられるため、無駄遣いや値上がりしている部分を見つけやすくなるでしょう。

また、家族カードは子どもたちのお小遣い管理にも活用できます。家族カードなら子どもが「何にいくら使ったか」が分かるため、リスクを回避したり金銭感覚を身に付けさせたりすることにも繋がるでしょう。子どもが「何に興味を持っているか」を把握することもできます。

さらに、家族旅行など家族全員で利用するイベントを計画する際にも、実際の利用明細に基づいて貯金できるようになります。このように、家族カードは家計の管理や貯金計画に役立てることも可能です。

使い過ぎ防止になる

家族カードは所有者全員の利用記録を確認できるため、使い過ぎ防止に繋がります。カード会社によっては、以下のような使い過ぎを防止する機能も備わっています。

 ・利用通知: 家族会員がカードを利用した際に、本人会員にメールやSMSで通知される

 ・利用制限: 家族会員の利用金額や利用場所を制限できる

 ・予算設定: 家族会員ごとに利用予算を設定できる

例えば、子どもにクレジットカードを渡す場合、使いすぎたり危険な使い方をしたりしても詳細を把握することができません。

一方で、家族カードなら利用通知や利用制限などの機能を用いて、使いすぎや危険な使い方を未然に防ぐことができるでしょう。

家族カードに申し込む方法

家族カードの申し込みは、クレジットカード会社のWEBサイトから行うことができます。クレジットカード会社によっては、指定の申込書の提出が必要になる場合もあります。
新規でクレジットカードと家族カードを同時に作るときは、クレジットカードを申し込むときに家族カードもあわせて申し込むことが可能です。ただし、同時に申し込める家族カードの枚数には制限があるので注意しましょう。
また、クレジットカードと家族カードの同時申し込みは、WEBサイトでのみ可能だったり、郵送のみ可能だったりと、カード会社によって異なります。

家族カードの申込対象

一般的に、家族カードは本人会員と生計を一にする親・配偶者・子供(18歳以上、高校生を除く)を対象に発行されます。しかし、本人会員が学生の場合は、家族カードを申し込めない場合があります。詳細はクレジットカード会社によって異なるため、WEBサイトなどで確認してください。

三菱UFJニコス発行のカードは、親、配偶者(同性パートナーを含む)、子供(高校生を除く18歳以上)が対象です。
なお、本会員が学生の場合は家族カードの発行はできません。

家族カードを利用する際の注意点

さまざまなメリットがある家族カードですが、利用する際には知っておきたい注意点がいくつかあります。家族カードを作った後で困ることのないよう、確認しておきましょう。

ご利用代金は本人会員のクレジットカードの口座から引き落とされる

家族カードのご利用代金は、本人会員のクレジットカードの口座から引き落とされます。引落口座が残高不足とならないように、支払日が近づいたらご利用明細を確認しておくようにしましょう。

家族カードには独自のご利用可能枠が設定されていない

家族カードには、独自のご利用可能枠は設定されていません。家族カードのご利用可能枠は、本人会員のクレジットカードのご利用可能枠に含まれます。
本人会員のクレジットカードのご利用可能枠が100万円で、すでに本人会員のカードで20万円、家族カードで30万円使っていたとすると、支払日にご利用金額が引き落とされて、ご利用可能枠がリセットされるまで本人会員と家族、あわせて残り50万円しか利用できません。

家族カードの利用履歴は本会員に知られてしまう

家族カードの利用履歴は、本会員のクレジットカードのご利用明細に記録されますので、本会員は確認することが可能です。
クレジットカードの利用履歴はプライベートな情報なので、家族であっても知られたくないという人は、通常のクレジットカードを申し込むほうがいいでしょう。

名義人以外であれば「家族」だとしても利用できない。

家族カードは名義人のみが使用できます。同じ家族だとしても、名義人以外が使用することはできません。例えば、夫が家族カードの名義人である場合、妻や子どもが使用することは不可能です。

クレジットカードの貸し借りは、規約で禁止されています。万が一、利用規約に違反してしまった場合、契約解除などのペナルティを科せられる恐れがあるでしょう。

家族カードを持っていない家族がクレジットカード払いをしたいときは、次の方法があります。

 ・別途家族カードを発行する

 ・本人名義のクレジットカードを新しく発行する

例えば、子どもにクレジットカードを与える場合、妻や夫の家族カードを貸し出すのではなく別途家族カードを発行しましょう。

クレジットカードの中には家族カードを発行していないものもあります。また、「家族カードは4枚まで」と枚数を制限している場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

加えて、家族カードには一般的に「18歳以上」といった年齢条件があります。ただ、留学などを予定している場合は15歳からでも作れるものもあるため、あらかじめ条件を確認しておきましょう。

家族カードが発行できない場合、使用する人を名義人として、クレジットカードを新たに申し込むのがおすすめです。

獲得したポイントは本人会員のカードに集約される

家族カードで獲得したポイントは、すべて本人会員に集約されます。例えば、次のような家族構成で家族カードを作るとしましょう。

 ・夫:本人会員
 ・妻:家族カード
 ・子ども:家族カード

妻と子どもが家族カードを使っても、ポイントは本人会員である夫に付与されます。

家族カードを利用する際は、「付与されたポイントをどうするか」といった点を家族内で話し合っておくことが大切です。例えば、獲得したポイントを「1ポイント=1円」として家族のために使ったり、ポイントを商品に引き換えて家族で楽しんだりするという選択肢が挙げられます。

家族それぞれが個別にポイントを貯めたい場合、新規で本人名義のクレジットカードを発行するとよいでしょう。

本カードを解約するとすべてのクレジットカードが使えなくなる

家族カードは本人会員のクレジットカードに紐づいているため、本人会員がクレジットカードを解約すると家族カードも使用できなくなります。上記と同じ家族構成を例に挙げて説明すると、夫がクレジットカードを解約すれば、妻と子どもの家族カードも使えなくなります。

解約だけでなく、利用停止になった場合も使えなくなってしまう点に注意してください。本人会員が利用規約に違反し、クレジットカードの契約が解除されると、家族カードにも影響が生じてしまいます。本人会員となる人を中心に、あらかじめ利用規約に目を通しておきましょう。

クレジットカードによっては、解約するとポイントが失効してしまいます。ポイントは解約する前にすべて使い切るのがおすすめです。

ほかにも、電気代やガス料金など定期的な支払いを本人会員の家族カードで行なっている場合は注意が必要です。本人会員のクレジットカードを解約すると、支払いができなくなってしまいます。早めに支払い方法や登録するクレジットカードを変更しておきましょう。

反対に、家族カードを解約しても、名義人以外のクレジットカードは引き続き使用可能です。家族カードだけを解約する方法は、クレジットカード会社によって異なります。詳細はクレジットカード会社に問いあわせてみることをおすすめします。

家族会員はクレヒスが磨かれない

家族カードを使用しても、家族自身のクレヒスには影響しません。利用実績は本人会員のクレヒスにのみ影響します。

クレヒスは「クレジットヒストリー」の略で、個人のクレジットカードやローンの利用履歴、返済状況などの信用情報を指します。主にクレジットカードやローンの審査で用いられる、判断基準の一つとなるものです。

クレヒスによって毎回期日に遅れず返済していることが分かる場合、審査において良い印象を与えられる可能性があるでしょう。このように信用情報で返済能力を示すことを、一般的に「クレヒスを磨く」と呼びます。

クレヒスを磨きたい人にとっては、家族カードは不向きといえるでしょう。自身のクレヒスを磨きたい場合は、本人名義でクレジットカードを作っておくのがおすすめです。

家族カードのおすすめの使い方

家族カードは、ご紹介した注意点を把握して上手に利用することが大切です。家族カードを活用することで、さまざまなメリットが受けられるでしょう。
続いては、家族カードのおすすめの使い方をご紹介します。

ご利用明細をチェックして節約につなげる

家族カードを利用するときは、本会員のクレジットカードのご利用明細を毎月チェックして、一家全体の節約につなげるのがおすすめです。無駄な出費を洗い出して、家計を管理しましょう。

子供が海外留学するときに持たせる

子供が海外留学するときは、家族カードを作って持たせるのがおすすめです。海外の多くの国では、日本以上にクレジットカードが普及しており、ホテルの宿泊やレンタカーの利用など、「クレジットカードがないと困る」という場面があります。
また、留学先で病気やケガなどトラブルが発生したときも、本人会員のクレジットカードと同様に治療費などが補償されるので安心です。
なお、前述のとおり、家族カードを申し込めるのは高校生を除く18歳以上です。しかし、クレジットカード会社によっては、高校生であっても海外留学する場合に限り、家族カードを申し込むことができます。

クレジットカードと家族カードを同時に作るときの選び方のポイント

クレジットカードと家族カードを同時に作るときの選び方のポイント

これからクレジットカードを作る予定で、家族カードも同時に申し込みたいけれど、何を基準にカードを選べばいいかわからないという人もいるでしょう。
家族カードの同時申し込みを前提にクレジットカードを選ぶ際には、下記のようなポイントに着目してください。

年会費がいくらかかるか

クレジットカードと家族カードを同時に申し込むときは、それぞれ年会費がいくらかかるかをチェックすることが大切です。家族カードを申し込むことで、年会費が負担にならないように注意しましょう。

自分や家族にとって魅力的なサービスが用意されているかどうか

家族カードの同時発行を念頭に置いてクレジットカードを選ぶときは、付帯しているサービスに着目してください。付帯しているサービスが、自分や家族にとって魅力的であるクレジットカードを選ぶのがおすすめです。
例えば、家族で旅行する機会が多い場合、旅行傷害保険の内容が充実しているクレジットカードを選ぶといいでしょう。

家族会員の年会費が無料になる、三菱UFJカード ゴールドプレステージがおすすめ

三菱UFJニコスの「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」は、タッチ決済対応で、ポイントプログラムやグルメセレクションなどのサービスが充実しているゴールドカードです。学生を除く20歳以上の人がお申し込みいただけます。WEBサイトからのお申し込みなら、初年度の年会費が無料になるので、初めてゴールドカードを持つ方でも安心です。

三菱UFJカード ゴールドプレステージは、セブン-イレブンやローソンなどの対象店舗で利用すると、ご利用金額の最大19%のポイントが還元される特典を実施中です。また、年間100万円以上利用すると、最大11,000円相当のポイントがプレゼントされます。さらに、グルメセレクションとして、厳選された国内のレストランでコースメニューをおとな2名以上で利用する際に、1名分の料金が無料になるサービスが付帯されているので、ゴールドカードならではの特典をお楽しみいただけます。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

三菱UFJカード ゴールドプレステージの特長

  • WEBサイトからのお申し込みで初年度の年会費が無料になる
  • 対象店舗で最大19%のポイントが還元される
  • 年間100万円以上を利用すると、11,000円相当のポイントがもらえる
  • タッチ決済対応で、スピーディーに支払いができる
  • 厳選された国内のレストランにておとな2名以上で利用した場合、1名分の料金が無料になる

※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

はじめての1枚におすすめ!年会費もポイント還元率もお得な三菱UFJカード

三菱UFJカード」は、18歳以上の学生(高校生不可)から持つことができるクレジットカードで、ポイントがたまりやすく、年会費が実質無料で使えることが特長です。

三菱UFJカードは、初年度の年会費が無料で、年に1回でも利用すれば、翌年の年会費も無料になるので、実質無料で使うことができます。タッチ決済にも対応しているので、お支払いもスピーディーです。

また、セブン-イレブンやローソンなどの対象店舗で三菱UFJカードを利用すると、最大19%のポイントが還元される特典を実施中です。詳細は三菱UFJニコス株式会社の「WEBサイト」にてご確認ください。ほかにも、ネットショッピングのポータルサイト「POINT名人.com」を経由してお買い物をすると、カードの基本ポイントに加えてボーナスポイントももらえるので、日常使いでポイントがためやすいでしょう。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

MUFGカードアプリ」を活用すれば、WEB明細をスマートフォンでいつでもチェックでき、家計簿をつける手間を省けます。さらに、ご入会日から2カ月後までに条件を達成すると、最大10,000円相当(グローバルポイント2,000ポイント分)がもらえます。詳細は三菱UFJカードのWEBサイトでご確認ください。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

対象店舗のご利用ならお得にポイントがためられる!
ポイントサイト経由でボーナスポイントがもらえる!

三菱UFJカードの特長

  • 年会費が実質無料で利用できる
  • 対象店舗で最大19%のポイントが還元される
  • POINT名人.comを利用すると、ボーナスポイントもたまる
  • MUFGカードアプリのWEB明細を家計簿代わりに使える

※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

おすすめのプラチナカード、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード」は、実用性とステータス性を兼ね備えたプラチナカードです。三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードでは、世界1,400カ所以上で利用できる、空港ラウンジサービス、プライオリティ・パスに無料で入会できます。

また、空港から自宅へ無料配送が可能な手荷物空港宅配サービスなどのきめ細かなサービスを受けられるのは、ランクの高いプラチナカードならではといえるでしょう。

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードの特長

  • 24時間・365日のコンシェルジュサービスを利用できる
  • 海外旅行傷害保険で最高1億円まで補償される(海外旅行障害保険の自動付帯分は最高5,000万円)
  • 世界1,400カ所以上の空港ラウンジが無料で利用できる
  • 空港から自宅までの無料の手荷物空港宅配サービスがある

家族カードを家族みんなで使いこなそう

家族カードは少ない年会費で、旅行傷害保険といった本人会員と同様のサービスを受けることができますし、ご利用金額に応じたポイントをためることができます。
家族カードを作るのであれば、家族カードの特徴やサービスを理解し、家族全員で活用できるようにしましょう。

おすすめのクレジットカード

カード名 日常にうれしいを、
将来まで安心を。
オンも、オフも、
いつでも変わらない輝きを。
日常から特別な時まで、
最高クラスのおもてなしを。
三菱UFJカード 三菱UFJカード
ゴールドプレステージ
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プラチナ・アメリカン・
エキスプレス®・カード

年会費

初年度 無料 無料

(オンライン入会限定)

22,000円(税込)
次年度以降

年1回の利用で翌年も無料

11,000円(税込)

22,000円(税込)

特長
  • セブン-イレブン、ローソンで利用金額の最大19%相当ポイント還元!(※2)
  • 年間ショッピング利用額100万円以上で11,000円相当のポイント還元(2022年7月1日以降の入会者限定)(※1)
  • ご相談に24時間365日対応
  • 厳選されたレストランのコースメニューが1名様分無料に!
  • 国内70以上のホテルで1滞在あたり平均550米ドル相当のご優待
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1ポイント5円相当の商品に交換の場合

最大19%相当ポイント還元は2024年2月1日(木)~2024年7月31日(水)のご利用が対象

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よくある質問
家族カードとは?
家族カードとは、クレジットカードの本人会員の家族が利用できるカードです。一般的に、家族カードは本人会員と生計を一にする親・配偶者・子供(18歳以上、高校生を除く)を対象に発行されます。
家族カードのメリットとは?
家族カードのメリットは、本人会員のクレジットカードと同様のサービスを受けられることや、年会費が安いことです。
また、家族カードを利用した場合も、本人会員のクレジットカードと同様、ご利用金額に応じたポイントを獲得できます。
家族カードに申し込む方法とは?
家族カードを追加で申し込んだり、クレジットカードと家族カードを同時に申し込んだりするときは、カード会社のWEBサイトや郵送で手続きできます。カード会社によって異なりますので、指定の方法で手続きしてください。